カナダBC州(バンクーバー、ビクトリアなど)に滞在中に低用量ピルを入手したい方向けのガイドです。
この記事はBC州在住者向けです。 BC州以外にお住まいの方は、各州のヘルスサイトをご確認ください。BC州では2023年4月から、MSP(公的医療保険)加入者であれば避妊薬を無料で入手できるようになりました。さらに2023年6月からは、医師の診察なしで薬剤師がピルを直接処方できるようになり、より手軽に入手できる環境が整っています。
BC州はカナダで初めて避妊薬を無料化した州です。 マニトバ州、PEI、ユーコン準州も2024〜2025年に同様の制度を導入しましたが、その他の州ではまだ無料化されていません。
【目次】
カナダでピルを入手する方法・値段は?
ピルは保険でカバーされるの?
無料でピルをもらう手順(MSP加入者向け)
MSPの待機期間中でも入手できる?
対象となる避妊薬の種類
カナダのワーホリ・留学保険ならBestQuote
1. カナダでピルを入手する方法・値段は?
従来の方法(今でも利用可能)
これまでカナダでピルを入手するには、以下の流れが一般的でした。
ウォークインクリニック・病院、またはオンライン診療サービス(Maple、Rocket Doctorなど)で医師の診察を受ける
処方箋を取得する
薬局で購入、または自宅へ配送
費用の目安(MSP未加入の場合)
ピル(ホルモン錠):1か月あたり約15〜25ドル、年間180〜300ドル程度
IUD(子宮内避妊具):最大400ドル程度
緊急避妊薬(アフターピル):処方箋不要(薬剤師に直接相談)
BC州の新しい方法(2023年6月〜)
2023年6月からBC州では、薬剤師が直接ピルを処方できるようになりました。医師の診察なしで薬局に行くだけでOKです。
また、薬剤師が処方できる薬はピルだけではありません。以下のような軽微な症状にも対応しています(2024年12月現在)。
皮膚炎治療薬(アトピー、接触性皮膚炎など)
アレルギー性鼻炎治療薬(抗ヒスタミン薬など)
片頭痛・頭痛用の鎮痛薬
尿路感染症の抗生物質
口腔カンジダ症の抗真菌薬
避妊薬・緊急避妊薬(アフターピル含む)
ピルの価格はブランドによって異なりますが、一般的には1か月分約15ドル(年間180ドル程度)とされています。
2. ピルは保険でカバーされるの?
カナダ滞在中の医療保険には、大きく分けて2種類があります。
民間の海外緊急医療保険
日本の保険会社またはカナダの保険会社が提供する、緊急時の医療費をカバーする保険です。
ピル代・避妊薬は「緊急医療」に該当しないため、補償対象外です
料金の目安:カナダの保険会社で5万〜、日本の保険会社で20万〜
BC州の公的医療保険(MSP)
MSPに加入しているBC州在住者であれば、2023年4月から避妊薬が無料で入手できます。
薬局での費用は一切かかりません(処方・調剤・アセスメント料すべて含め無料)。
3. 無料でピルをもらう手順(MSP加入者向け)
STEP 1:処方箋を入手する
以下のいずれかで処方箋を取得できます。
方法 | 特徴 |
|---|---|
薬局(薬剤師から直接処方) | 最も手軽。予約不要で、医師なしでOK |
ウォークインクリニック・病院 | 医師から処方 |
オンライン診療(Maple、Rocket Doctorなど) | 自宅から診察・処方 |
ストリートナースプログラム | 一部地域のみ対応 |
STEP 2:薬局でBCサービスカードを提示する
薬局でピルを受け取る際に必要なもの:
BCサービスカード(または旧Careカード)
カードに記載されているPersonal Health Number(PHN)
PHNはBC州の運転免許証、BCサービスカード、または旧CareCardに記載されています。
STEP 3:受け取り・完了
薬剤師が処方・調剤し、BC PharmaCareに直接請求されます。支払いは0ドルです。
ピル以外でも、MSP加入者であれば、IUD(子宮内避妊具)や緊急避妊薬は無料で受け取ることが可能です。
4. MSPの待機期間中でも入手できる?
MSPに申請済みだが、まだ保険が有効でない(待機期間中)の場合でも、薬剤師が「例外的補償(Exceptional Coverage)」として手続きしてくれるため、無料で入手できる場合があります。薬局で「MSPの待機中です」と伝えましょう。
5. 対象となる主な避妊薬(BC PharmaCare)
BC PharmaCareは60種類以上の避妊薬や婦人科処方薬をカバーしています。主なものは以下の通りです。
対象(無料)
経口避妊薬(ホルモン錠・低用量ピル)
ホルモンIUD・銅IUD
皮下埋め込み型(ホルモンインプラント)
避妊注射
緊急避妊薬(Plan B等)
バジャイナルリング
対象外(自己負担)
避妊パッチ
子宮頸管キャップ
コンドーム
ダイアフラム
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6. カナダのワーホリ・留学保険ならBestQuote
カナダにワーキングホリデーや留学で滞在する場合、民間の緊急医療保険への加入が必要です。ただし、MSPの待機期間中(最長3か月)は公的保険が使えないため、その間をカバーする民間保険は特に重要です。
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