カナダでワーホリや留学をしていると、「病院予約が全然取れない…」「ウォークインでも何時間も待った…」という経験をされた方もいるはず。そんなときに便利なのがオンライン診療です。自宅からスマホで医師に相談でき、時間とストレスを大きく削減できます。
この記事では、オンライン診療の仕組みと活用方法、主要サービスの比較、そして保険との関係についてわかりやすくまとめます。なお、BestQuoteのMedECプランに加入している方は、オンライン診療が年3回まで無料で利用できます。
カナダの病院、実はこんなに待つ!? 知っておきたい医療の仕組み
日本では専門医に直接受診できますが、カナダではまずファミリードクターやウォークインクリニックを受診し、必要な場合にのみ専門医を紹介されます。医師不足や予約制の増加で、時には10時間以上待たされることもあります。どの場合にどれくらい待つかは、下の表でまとめています。こうした背景から、近年オンライン診療の利用が注目されています。
| 施設 | 症状 | 費用 | 待ち時間 |
|---|---|---|---|
Walk-in Clinic | 風邪、インフルエンザ、軽いケガ、胃腸障害、耳鼻科系など | $100~$200 | 1〜3時間 |
Urgent Care Clinic | 軽度の骨折、軽度の呼吸困難、感染症、など | $100~ | 1〜3時間 |
Emergency Room (ER) | 緊急治療の必要な外傷、ひどい呼吸困難、命に係わるケガや病気 | $1,000~ | 〜12時間
|
オンライン診療 | 風邪、頭痛、軽度の感染症、インフルエンザ、など | $60 - $100 | 約10分 |
カナダの医療機関について知っておこう
カナダでは日常的な受診はClinic(クリニック)が基本です。風邪や軽いケガなど予約不要で診てもらえるWalk-in Clinicが最も一般的な選択肢。専門医にかかるには、まずクリニックで診察を受けて紹介状(Referral)を書いてもらう必要があり、その後も数か月待ちになることがあります。日本のように自分で科を選んでスムーズに受診するのは難しいのが現状です。
Hospital(病院)のERは心臓発作・重傷・呼吸困難など命に関わる緊急時のみを対象としています。軽症でERを訪れると10時間以上待たされることも。軽症で「病院に行く」と言いたいときは "I'm going to a clinic" が自然です。
自宅から医師に相談!カナダで便利なオンライン診療とは
オンライン診療は、スマホやパソコンを使い、自宅などどこからでも医師の診察や薬の処方を受けられるサービスです。カナダでは医療アクセスが難しい地域や、持病のための処方薬更新や、直接症状を見てもらう必要がない場合などで活用されています。
対応できるのは主に軽度〜中程度の症状で、重症の場合や精密検査が必要な場合は通常の医療機関を受診する必要があります。オンライン診療では紹介状を発行してもらえるケースもあります。オンライン診療で対応可能な例は以下の通りです:
風邪、インフルエンザ、鼻炎
アレルギー薬、ニキビ薬
軽いケガ
便秘や胃腸の不調
ピルの処方(薬局で薬剤師からも可能)
持病のための処方薬更新
性感染症(STI)
メンタルヘルスの相談
オンライン診療のメリットとデメリット
メリット
待ち時間が短い・予約不要:自宅や職場からスマホやパソコンで簡単に診察。
外出不要・移動コストゼロ:交通費や移動時間を削減。
夜間・週末も対応:忙しいワーホリ生活でも便利。
感染リスク低減:他の患者への感染や自身の感染リスクを回避。
保険適用(一部州):対象プランではオンライン診療もカバー可能。
デメリット
診察範囲の制限:触診や精密検査が必要な場合は対面診療が必要。
診断の不確実性:医師が直接診察できないため、視覚や聴覚だけで判断する必要があり、診断が不正確になる可能性もある。
カナダのオンライン診療サービス
カナダではさまざまなオンライン診療サービスがありますが、今回は代表的な4サービスを紹介します※。
| サービス名 | 診察費用 | 待ち時間 | 公的医療保険補償 |
|---|---|---|---|
Maple | $79.99/月 | 数分。 | BC州、NS州、NB州、ON州、PEI州ではあり |
Rocket Doctor | $69/回 | 同日〜翌日の診察が多い。医師の空き次第。 | BC州、AB州ではあり |
Tia Health | $55~ | すぐに受診できることが多い。 | あり |
Telus MyCare | 記載なし | すぐに受診できることが多い。 | あり |
※料金・対応州は変更になる場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
オンライン診療の使い方:ステップガイド
はじめてオンライン診療を利用する方でも、流れを知っておけば安心です。
STEP 1:サービスを選んでアクセスする 利用したいサービスのアプリをダウンロードするか、ウェブサイトにアクセスします。
STEP 2:アカウントを作成する 名前・生年月日・連絡先などの基本情報を入力します。初回のみ必要です。
STEP 3:症状を入力して診察をリクエストする 現在の症状を入力し、医師への診察をリクエストします。ビデオ通話・音声通話・テキストチャットのいずれかで診察が行われます(サービスによって異なります)。診察時間は平均10〜15分程度です。
STEP 4:診察を受ける 医師が症状を確認し、必要に応じて処方箋の発行や専門医への紹介状を作成します。
STEP 5:処方箋を受け取る(必要な場合) 処方箋が発行された場合は、近くの薬局で薬を受け取るか、配送を選択します(詳しくは次のセクションを参照)。
処方箋はどうなる?
オンライン診療後に処方箋が発行された場合、以下の方法で薬を受け取ることができます。
薬局で受け取る(最も一般的):処方箋がデジタルで薬局に送信されるか、PDFを印刷して薬局に持参します。Shoppers Drug Mart・London Drugsなど最寄りの薬局でOKです。
自宅配送:一部のサービスでは薬の自宅配送にも対応しています。外出が難しいときや症状がひどいときに便利です。
BC州のMSP加入者はさらにお得
BC州のMSP加入者であれば、以下の薬が薬局で無料で受け取れます。
避妊薬(経口ピル・緊急避妊薬含む)
アレルギー性鼻炎治療薬
尿路感染症の抗生物質
皮膚炎治療薬
片頭痛治療薬 など
詳しくは BC州でピルを無料で入手する方法 をご覧ください。
オンライン診療は保険で使える?
州保険(MSP・OHIPなど):対象サービスであれば無料の場合あり
ワーホリ保険 / 民間保険:受診後の領収書で後請求できるケースが多い(プランや条件により異なるので要確認)
MedECプランなら、オンライン診療が年3回まで無料
カナダのワーホリ・留学中は、オンライン診療を活用する場面が多くあります。風邪・アレルギー・処方薬の更新など、1回あたり60〜100ドル以上かかることもあるオンライン診療費用が、MedECプランでは年3回まで無料です。
さらにMedECプランは、一般的な民間保険では対象外になりやすい以下の費用もカバーしています。
ニキビ治療薬・ピルなど慢性的な処方薬の更新
持病のための継続処方
持病があり定期的に薬が必要な方や、オンライン診療を活用したい方に特におすすめのプランです。
加入期間 | 最長2年間 |
保険料 | 1日当たり$1.2~ |
オンライン診療 | 年に3回まで無料 |
キャッシュバック | 州保険加入後、未使用分の25%(条件あり) |
加入対象者 | ワーキングホリデー、留学、就労ビザ滞在、スーパービザなど |
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