【カナダの冬】インフル予防接種は無料?病院のかかり方と医療費を徹底解説

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Hinako Yamanaka
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ワーキングホリデー保険スーパービザビジター

カナダでも日本と同様、インフルエンザの流行期は例年11月から4月ごろまでです。ちょうど寒さが厳しくなる時期と重なります。初めて冬を過ごすワーホリや留学中の方にとって、体調を崩しやすい季節です。

気をつけたいのは、気温だけでなく「風」です。カナダの天気予報には、風を考慮した体感温度(Wind Chill)が表示されます。カナダ政府によると、体感温度が-28〜-39℃では、出ている肌が10〜30分で凍る可能性があります。-40℃を下回ると、5〜10分ほどです。バンクーバーは氷点下を下回ることが珍しいのですが、トロントやカルガリーなどでは、真冬にこの水準になる日もあります。帽子、手袋、ネックウォーマーで肌を出さないようにしましょう。

この記事では、冬を健康に乗り切るために知っておきたい次の3点をまとめます。

  1. インフル予防接種の受け方(州ごとの無料対象)

  2. 体調を崩したときの病院のかかり方

  3. 医療費の実際と、保険が必要な理由

インフル予防接種は無料?州ごとの対象をチェック

カナダの多くの州では、生後6か月以上の住民はインフル予防接種を無料で受けられます。ただし、対象者や受けられる場所は州によって違います。主な州の2026年秋の状況は次のとおりです。

州

無料の対象

一般の接種開始(2026年)

注意点

BC州

生後6か月以上のBC州民

10月中旬ごろ

薬局で接種できるのはPHN(州の健康番号)を持つ人のみ。PHNがない場合は保健所かワクチンダイヤル(1-833-838-2323)に相談

オンタリオ州

オンタリオ州に住む、働く、または通学する人

10月26日

5歳未満は薬局ではなく医師などで接種

アルバータ州

生後6か月以上の州民

10月19日

薬局での公費接種は5歳以上

ワーホリや留学で州の医療保険に加入していれば、州民と同じように接種できることがほとんどです。観光客やスーパービザで来るご両親は対象外になる場合があるため、渡航前に日本で接種しておくと安心です。

もし風邪を引いてしまったときに役立つ、カナダの定番の市販薬はこちらの記事で紹介しています。よかったら合わせてご覧ください。 → カナダで風邪を引いたら?みんなが飲む薬とおすすめサプリ

体調を崩したらどこへ?カナダの医療機関の使い分け

カナダでは、日本のようにいきなり大きな病院へ行くのではなく、症状の重さに合わせて行き先を選びます。

行き先

どんなときに使うか

特徴

ウォークインクリニック

風邪、軽い発熱、軽いケガなど

予約なしで受診できる。家庭医がいない人の最初の窓口。待ち時間が長いことも

UPCC(BC州の緊急・プライマリケアセンター)

12〜24時間以内に診てほしいが命に関わらない症状(高熱、捨挺、縫合が必要な切り傷、嘔吐・下痢など)

当日受診。来院順ではなく緊急度の高い人から診察。8時間など長時間に及ぶことも。

UPCC(BC州の緊急・プライマリケアセンター)

激しい胸や腹の痛み、呼吸困難、脳卒中の兆候、意識がない、出血が止まらないなど

命に関わる症状のための場所。軽症だと10時間待つことも

命に関わるときは、迷わず9-11-に電話するかERへ行ってください。どこへ行けばいいか分からないときは、BC州なら8-1-1(HealthLink BC)に電話しましょう。看護師などに24時間無料で相談できます。

州の医療保険に入っていない人は、ウォークインやUPCCでも全額自己負担になります。料金はクリニックによって違うため、受付で確認しましょう。

ERに入っただけで約$1,000!カナダの医療費の実際

ワーホリや留学でカナダに住んでいても、州の医療保険に入っていない人(加入の待機期間中の人を含む)は「無保険の居住者」の料金がかかります。主な料金は次のとおりです(カナダドル)。

項目

無保険の居住者の料金

ERの受診料+ER医師の診察料

$462+$150=$612

CT検査

$806

MRI検査

$731

一般病棟での入院

$2,556

ICU(VGH)

$8,684

Image

ERで診察を受けただけで$600を超えます。そこに検査や入院が加わると、あっという間に数十万円、数百万円の請求になります。冬に多いのが、凍結した歩道で転んで骨折するケースです。

日本からの観光客など非居住者はさらに高く、ERの受診料と医師の診察料だけで$1,355($1,015+$340)かかります。

自宅から医師に相談:普及するオンライン診療

最近のカナダでは、スマホやパソコンで医師の診察を受けられるオンライン診療が広がっています。インフルで熱が高いときや、吹雪で外出しにくい日でも、自宅から相談できるのが大きなメリットです。待合室でほかの患者さんにうつす心配もありません。

MedEC保険に加入している方は、オンライン診療サービス「Maple」を年3回まで無料で利用できます。

ご注意:無料になるのはMapleの診察費用のみです。その後に必要になった対面での診察、検査、処方薬の費用は、いったんご自身で立て替え、後日保険金を請求してください。

ワーホリ・留学中の方は「州の医療保険」も要チェック

ワーホリで来ている方は、州によっては条件を満たせば州の医療保険に加入できます。ただし、BC州のように加入まで待機期間がある州もあります。また、州の保険だけでは、本国送還費用などはカバーされません。州ごとの加入条件や申請方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。 → カナダの州保険(公的医療保険)完全ガイド|ワーホリ・留学生の加入方法とMedECキャッシュバック

まとめ:冬のカナダを安心して過ごすために

  • インフルの流行は例年11月〜4月。10月に始まる予防接種を早めに受けましょう

  • 体調を崩したら、症状に合わせてウォークイン、UPCC、ERを使い分けましょう

  • 保険がないと、ERを受診しただけで$1,000以上かかります

冬のカナダは、インフルや凍結した歩道での転倒など、思わぬトラブルが起きやすい季節です。高額な医療費に備えて、渡航の目的に合った保険を準備しておきましょう。

BestQuoteお兼代理店では、日本語でお見積もりとご相談を承っています。お気軽にお問い合わせください。

著者について

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Hinako Yamanaka

Insurance advisor

Hinako is a licensed insurance advisor originally from Sapporo, Japan, who supports our clients in Japanese and English with care and clarity. A passionate traveller, she brings her own immigration experience to help newcomers feel at home in Canada.