「カナダのワーホリって何年いられるの?」「2回目も行ける?」「延長はできる?」という質問をよくいただきます。
日本人のカナダワーホリは、2025年4月1日から2回まで参加できるようになりました。1回は最長12か月なので、合計で最長2年です。
この記事では、2回目の条件と申請方法、費用、2026年の競争率、延長できないときの選択肢までまとめます。保険期間と就労許可の関係という、見落としやすい注意点も解説します。
まず結論から
1回の期間 | 最長12か月 |
参加できる回数 | 2回まで(2025年4月1日から) |
合計の期間 | 最長2年 |
年齢 | 申請時に18〜30歳 |
延長 | 原則できない(2回目を申請するか、別の許可に切り替える) |
政府手数料 | 合計$369.75(参加費$184.75+オープンワークパーミット手数料$100+バイオメトリクス$85) |
ROを使う場合 | 35歳まで。最長で合計4年の滞在も |
保険 | 滞在期間すべてをカバーする医療保険が必要。保険が短いと許可も短くなることがある |
手数料は2026年10月時点のIRCCの金額です(IRCC手数料一覧)。
2025年からの変更点:ワーホリが「生涯1回」から「2回」に
以前は、日本人がカナダのワーホリに参加できるのは生涯1回・最長12か月だけでした。2025年4月1日からは、同じ条件で2回まで参加できます。
変更前 | 2025年4月1日から | |
|---|---|---|
参加回数 | 1回 | 2回まで |
1回の期間 | 最長12か月 | 最長12か月(変更なし) |
合計の期間 | 最長1年 | 最長2年 |
年齢 | 18〜30歳 | 18〜30歳(変更なし) |
注意したいのは、「2年間のビザが1枚出る」わけではないことです。12か月の就労許可を、2回に分けて取る仕組みです。2回目も抽選から申し込み直します。
また、「1回参加した」と数えられるのは、カナダに入国して就労許可を受け取ったときです。申請が承認されても、渡航しなければ回数には入りません(IRCC:Who can apply)。
2回目のワーホリの条件と申請方法
対象者と条件
2回目の条件は1回目と同じです。申請の時点で、次のすべてを満たす必要があります。
日本国籍である
18〜30歳である(31歳の誕生日の前日までに申請)
滞在中ずっと有効なパスポートを持っている
生活費として最低2,500カナダドルを持っている
滞在期間すべてをカバーする医療保険に入っている(入国時に提示)
帰りの航空券、または航空券を買える資金がある
扶養家族を同伴しない
犯罪歴や健康上の理由で入国を拒否される事情がない
申請の流れ(6ステップ)
IRCCアカウントにログインする(1回目のアカウントが使えるか先に確認)
IECのプロフィールを作り、ワーホリの抽選(プール)に登録する
招待状(ITA)が届くのを待つ
招待を受けて、10日以内に受諾し、その後20日以内に就労許可をオンライン申請する
バイオメトリクス(指紋・写真)を登録する(過去10年以内に登録済みなら不要の場合あり)
承認レター(POEレター)を受け取り、入国時に就労許可を受け取る
2回目をカナダ国内にいる間に申請する人向けに、2025年5月から就労許可をカナダ国内の住所に郵送してもらえるようになりました(CIC News)。国境を出入りして許可を受け取る「フラグポール」が不要になる場合があります。
費用
費用 | 金額(カナダドル) |
|---|---|
IEC参加費 | $184.75 |
オープンワークパーミット手数料 | $100.00 |
バイオメトリクス(必要な場合) | $85.00 |
政府手数料の合計 | $369.75 |
滞在資金(証明用) | $2,500以上 |
医療保険(12か月) | $420〜(BestQuoteのワーホリ保険) |
政府手数料は2026年10月時点のIRCC手数料一覧の金額です。改定されることがあるので、申請前に確認してください。
2026年の定員と競争率
日本のワーホリ枠は、人気が高く早く埋まります。2026年6月時点で、残り枠は94、抽選を待つ人は1,255人でした(Moving2Canada)。
2025年の定員は6,500人でした。2回目の人も1回目の人も同じ枠で抽選されます。抽選は毎年12〜1月ごろに始まるので、渡航を決めたら早めに登録しましょう。
カナダのワーホリは延長できる?
就労許可は原則として延長できない
ワーホリの就労許可は、原則として延長できません。変更できるのは、IRCCのミスで期限が短くなったときや、パスポートの期限が理由で短くなったときなど、限られたケースだけです(IRCC:就労許可の変更)。
もっとカナダにいたい場合は、次のいずれかを選びます。
選択肢 | できること | 注意点 |
|---|---|---|
2回目のワーホリ | さらに最長12か月、自由に働ける | 30歳まで。年始に抽選が始めるので早めの申請が重要。 |
ROワーホリ | 35歳まで申請できる | 枠が少なく、認定団体への費用がかかる |
Co-op(学生)ビザ | 学校に通いながら、実習期間はフルタイムで働ける | 学費がかかる |
観光での滞在延長 | 残って旅行や帰国準備ができる | 働けない |
その他の就労許可 | 雇用主のサポートで働き続ける | 条件が厳しい |
別の許可に切り替えるときは、今の許可の期限が切れる前に申請することが大切です。期限内に申請すれば、審査中もそのまま滞在できる「維持ステータス(Maintained Status)」が使える場合があります。IRCCは期限の30日以上前の申請をすすめています。
学生ビザなどから切り替えるときは国外へ出る必要がある
学生ビザや観光でカナダにいる人がワーホリに切り替える場合は、一度カナダを出て、再入国するときに就労許可を受け取ります。アメリカへの出国だけでは許可を受け取れない場合があるので注意してください。
再入国のための旅行は、旅行会社Ooohでも手配できます。
※ビザの申請や切り替えについては、IRCCの公式サイトを確認するか、資格を持つ移民コンサルタント(RCIC)に相談してください。BestQuoteはビザの代行は行っていません。
保険期間に注意:就労許可が短くなることがある
ワーホリでは、滞在期間すべてをカバーする医療保険に入っていることが条件です。入国時に保険の証明を確認され、保険が12か月より短いと、就労許可も保険の期間に合わせて短く発行されることがあります。
しかもIRCCは、入国した後に保険を延長しても、それを理由に就労許可を変更することはできないとしています(IRCC:就労許可の変更)。保険が6か月だけだと、せっかくの1年が半年になりかねません。
だから、最初から滞在予定の期間すべてをカバーする保険を用意しておきましょう。2回目のワーホリでも同じです。1回目の保険は使えないので、2回目の滞在に合わせて新しく保険を用意します。
また、州の公的医療保険(BC州のMSP、オンタリオ州のOHIPなど)は、加入できるまでに待機期間があったり、ワーホリでは対象外だったりします。詳しくは州の公的医療保険とワーホリをご覧ください。
BestQuoteのワーホリ保険は、12か月で$420から加入できます。一般のワーホリもROワーホリも対象です。入国時に提示できる加入証明書も発行します。
ROワーホリとは?35歳まで・最長で合計4年も
ROワーホリは、カナダ政府が認定した団体(Recognized Organization)を通してIECに参加する方法です。一般のワーホリとは別の枠なので、一般枠2回と組み合わせると、最長で合計4年カナダに滞在できる可能性があります。
一般のワーホリ | ROワーホリ | |
|---|---|---|
年齢 | 18〜30歳 | 35歳まで |
申請方法 | 自分でIRCCの抽選に登録 | 認定団体を通して申請 |
費用 | 政府手数料のみ | 政府手数料+団体への費用 |
枠 | 抽選 | 少なく、受付開始後すぐ埋まることが多い |
保険 | 滞在期間すべてをカバーする医療保険が必要 | 同じ |
31〜35歳でカナダで働きたい人にとっては、ほぼ唯一のワーホリの選択肢です。申請の前に、各団体の条件と費用を比べてください。
BestQuoteのワーホリ保険は、ROワーホリの方も入れます。
2年を無駄にしないワーホリの使い方
語学学校に通える:ワーホリ中も最長6か月まで学校に通えます。1回目は語学と仕事探し、2回目はフルタイムで働く、という使い分けもできます。
複数の仕事を掛け持ちできる:オープンワークパーミットなので、雇用主を自由に変えられます。
永住権を目指すなら職歴が大切:カナダでの職歴は、永住権の申請で評価されることがあります。2年あれば、同じ職種での経験を積みやすくなります。
1回目のうちに2回目の準備を:30歳が近い人は特に、1回目の滞在中に抽選に登録しておくと安心です。
国外旅行や一時帰国のときは保険を確認:ワーホリ保険がカナダ国外でも使えるかはプランで違います。
よくある質問
まとめ
日本人のカナダワーホリは、2025年4月1日から2回まで参加でき、合計で最長2年滞在できます。
就労許可は原則として延長できません。長くいたい場合は、2回目、RO、別の許可を検討しましょう。
2回目も抽選です。2026年は枠が早く埋まっているので、早めに登録しましょう。
保険が短いと就労許可も短くなり、あとから延ばせません。最初から滞在期間すべてをカバーする保険を用意しましょう。
BestQuoteは、日本語で相談できるカナダの保険代理店です。ワーホリ保険の補償内容はプランによって違うので、約款を確認するか、BestQuoteスタッフにお気軽にご相談ください。