カナダ留学生保険ガイド|医療費・州ごとの制度・民間保険の選び方
留学は、多くの学生にとって人生の一大イベントです。カナダでの留学生活は学びや経験の宝庫ですが、その一方で忘れてはいけないのが医療費の高さです。もし留学中に病気やケガをした場合、保険がなければ数万円から数十万円の出費になることもあります。
カナダでの医療費の一例:
- 風邪でクリニックを受診:150ドル〜
- 骨折治療:25,000ドル〜
- 夜間の救急受診(インフルエンザ疑いなど):1,000ドル〜
- 親知らずの抜歯(1本):350ドル〜
- MRI検査:1,000ドル〜
このように、日本と比べて医療費は非常に高額です。そのため、留学中の医療保険加入は必須といえます。
ただし、カナダの留学生保険には「州ごとの公的医療保険」「学校が用意する保険」「民間保険」など複数の選択肢があり、どれを選んだらよいのか迷う方も多いでしょう。
このページでは、
- 州ごとの公的医療保険の仕組み
- 民間保険の特徴とメリット
を中心にわかりやすく解説し、最後にBestQuoteが取り扱う留学生保険について紹介します。
1. カナダの医療制度と州ごとの公的保険
カナダには、日本の国民健康保険のような公的医療保険制度があります。ただし、その制度は州ごとに異なり、留学生が加入できるかどうか、また加入条件や費用も州によって違います。代表的な州の制度を見てみましょう。
州 | 留学生の加入可否 | 保険料 | ポイント |
---|---|---|---|
ブリティッシュコロンビア州(BC州) | 加入可能(MSP) | 月75ドル | 待機期間が最大3か月あるため、その間は民間保険が必須 |
オンタリオ州 | 加入不可(OHIP対象外) | ― | 学校指定の保険か、民間保険に加入する必要がある |
アルバータ州 | 12か月以上の学生ビザ保持者は加入可 | 無料 | 短期留学生は対象外。民間保険が必要 |
州保険の特徴と注意点
- 診察や入院はカバーされるが、処方薬や歯科治療、眼科などは基本的に対象外
- 加入できる州であっても、待機期間がある場合はその間の保険が必要
- 州保険はカナダ国内のみカバーされるので、カナダ国外旅行時は民間保険に加入する必要がある
このため、長期留学生でも「州保険だけで安心」とは言えません。補償範囲を広げたい場合や、短期留学生の場合は民間保険の加入が現実的な選択肢となります。
2. 民間保険のメリット
州保険と民間保険は補償範囲や加入条件、保険料が異なるため、民間の留学生保険に加入する学生もいます。民間保険には以下のようなメリットがあります。
1. オンラインで日本語対応、手続きが簡単
- 日本からでもインターネットで申し込み可能
- 書類や証明書も日本語で受け取れるため、手続きがスムーズ
2. 費用がリーズナブル
- 1年間の保険料:580ドル〜(約6万円)
- 年齢に関わらず一律料金
- 学生の家族(子どもや配偶者)も一緒に加入できる場合あり
3. 州保険ではカバーされない補償も対象
- 短期のカナダ国外旅行も補償
- 緊急医療・処方薬も保障
- 一部プランでは歯痛による歯科治療や眼科検診も対応
4. 柔軟な加入期間
- 通学期間に合わせて加入期間を設定可能
- 最長365日、必要に応じて延長も可能
5. 補償額が高額
- BestQuoteの留学生保険なら、最高補償額は日本円で約2億円〜5億円
- 事故や病気で高額医療費がかかる場合でも安心
3. 日本の保険とカナダの民間保険(BestQuote)の比較
留学保険を選ぶ際に、日本の保険とカナダの保険では補償内容・費用・加入手続きが大きく異なります。
項目 | 日本の留学保険 | カナダの民間保険 |
---|---|---|
主な補償内容 | 緊急医療・入院・手術・救急搬送、損害賠償、手荷物・荷物遅延、飛行機遅延、家族の緊急帰国 | 緊急医療・入院・手術・救急搬送、処方薬、歯科・眼科(一部プランのみ) |
保険料(目安) | 年間20〜30万円(プランや年齢により変動) | 年間580ドル〜(約6万円〜) |
加入方法 | 日本国内で手続き、書類提出や郵送が必要 | オンラインで日本語手続き可能、即日加入・証明書発行 |
対象者 | 日本出発前に加入する必要あり | カナダ国内からも加入可能 |
メリット | 医療以外の補償が豊富(手荷物、飛行機遅延、家族緊急帰国など) | 医療補償に特化しており費用が安い、手続き簡単、州保険にない補償もカバー |
注意点 | 保険料が高額になりやすい | 医療以外の補償(手荷物、飛行機遅延など)は基本的に対象外 |
ポイントまとめ
- 日本の保険は医療だけでなく、留学中のトラブル全般を幅広くカバー可能。ただし保険料は高額になりやすい。
- カナダの民間保険は医療に特化しており、短期・長期どちらでも低コストで加入可能。特に、州保険がカバーしない緊急医療や処方薬、歯科・眼科などを補償できる点が魅力。
カナダ留学中は、医療費の高さや州ごとの保険制度の違いから、適切な保険への加入が必須です。
- 州保険だけではカバーされない部分(処方薬、歯科・眼科、短期海外旅行など)があるため、民間保険の加入を前向きに検討する価値があります。
- 日本の保険は補償内容が幅広い一方で費用が高額になる場合が多く、留学中の医療費だけを効率的にカバーしたい場合はカナダの民間保険(BestQuote)がリーズナブルでおすすめです。
- 民間保険はオンラインで日本語手続きが可能で、加入期間も通学期間に合わせて柔軟に設定できます。
また、親子で一緒に保険に加入することも可能です。家族プランについてはメールにてお問い合わせください。その際は、カナダ到着日、学校開始日、卒業日、カナダ出国日、学生ビザの有効期間(ある場合)をお知らせください。