バンクーバーで運転するには?BC州運転免許の書き換え方法を紹介

カナダ・バンクーバー在住の筆者がBC州在住者向けに運転免許証の取得方法を順を追って丁寧に紹介。永住者でなくてもワーホリでもCoop留学でも多額な費用を払わずにBC州免許証の取得は可能です。バンクーバーエリアで人気のカーシェアリングについても紹介しています。

カナダに6か月以上の長期滞在する方、カナダ運転免許証の取得方法はご存じでしょうか?広大な面積を持つカナダで運転ができると、さらにカナダ生活が楽しくなることに間違いありません。永住権を取得した方に限らず、ワーホリの方もCoop留学生も取得できます。筆者の経験も踏まえて今回はBC州免許証取得にあたって必要な費用、持ち物、書類をご紹介していきます。

 

知っておきたいBC州免許証に関する基礎知識

 

カナダでは州によって免許証も異なります。今回はBC州の免許証について紹介します。日本にも普通乗用車や大型、二輪などと免許証にも種類があるようにBC州免許証にも種類があります。

 

Class 5 運転経験者のための普通乗用車用の免許

 

普通乗用車用の最も一般的な運転免許証です。運転に関して特に制限ありません。免許証を日本で取得後2年が経過している方はクラス5の運転免許証を取得することができます。

 

Class 7 運転初心者のための普通乗用車用の免許

 

教習許可証で、最初の路上試験に備えて運転技術を練習することができます。カナダでは日本のように教習所に通うのではなく、まず一度学科試験を受験します。合格したら、親や自動車学校の先生に隣に座ってもらい、実際の路上で運転の練習を開始します。日本で免許証を取得して2年が経過していない方はClass7への書き換えになります。日本人でもBC州に長期滞在する方は、ゼロからカナダで免許証を取得することもできます。条件として、16歳以上でICBCの視力検査に合格しなければいけません。

 

また、Class 7の免許証を所持しているといくつかの制限があります。

 

  • 車両の後部に「L」の標識を掲げなければならない。(LはLeanersの頭文字)
  • 午前0時から午前5時の間は、Class1、2、3、4、5の運転免許証を所持している25歳以上人が横に座っていなければ運転できない。
  • 肉親でない限り、複数の同乗者を同乗させることはできない。

 

Class7のドライバーがClass5を取得するには以下の2点を満たす必要があります。

 

①Class7を取得してから最低でも2年以上経過していること。②路上試験に合格すること。

 

 

日本人がカナダで運転するには?

 

国際免許の取得

 

カナダに90日以下の短期滞在をする方は国際免許証を発行することでカナダでも運転することができます。

 

日本の免許証をBC州ライセンスに書き換え

 

半年以上の滞在でWorkまたはStudy Permitを所持している場合はBC州ライセンスに書き換えるのも手です。国際免許証よりレンタカー選択肢の幅も広まります。Coop留学中でも、ワーホリでBC州に住んでいても取得可能です。

 

実際の免許証の書き換え方法

 

1. 日本領事館で免許証の翻訳証明書をもらう

 

証明書発給申請書を印刷・必要事項を記入して、バンクーバーダウンタウンに所在する日本領事館訪問します。翻訳証明書取得までに計2回領事館に訪問する必要があります。1回目は申込、2回目は証明書受け取りです。申込から取得までおおよそ1週間から2週間ほどかかります。

 

必要な持ち物

 

  • パスポート
  • 日本の免許証
  • 現金CAD$20(手数料についてはココをクリックしてください。)

 

BC州では有効な免許証を複数持つことを禁止している関係上、日本の免許証はBC州ライセンス取得時に没収されてしまいます。帰国時の手続きのため免許証のコピーを取っておくことをお勧めします。

 

2. ICBCを訪問しBC州運転免許証を取得

 

翻訳を貰ったら次にBC州免許センター、通称ICBCにて切り替えに行きます。日本の警察署や免許センターと同様複数あるので、お近くのICBCに行くと良いです。午前8時から10時までWalk-inで受け付けている場所もありますが、かなり待つことも想定して事前に予約を入れておくのがおすすめです。

 

必要な持ち物

 

  • 2種類のID(BCID、パスポート、ビザなどが本人確認のために必要)
  • カナダ政府発行のビザ
  • 日本の運転免許証
  • 運転免許証の英文翻訳証明書
  • 申請費用 31ドル(カードでも支払えます)
  • 眼鏡やコンタクトレンズ(運転時に必要な方のみ)

 

ICBCに到着したら、受付を済ませて呼ばれるのを待ちます。必要書類を提出したら、写真撮影、視力検査を済ませます。運転に関するいくつかのクイズを受けることになるので、事前に確認しておくと全問正解できると思います。間違ったからといって、免許取得できないなんてことはありません。安心ください。日本とカナダでは交通ルールも異なるので、勉強しておいて損はありません。

 

また、免許証に記載される情報もいくつか聞かれます。目の色や髪の色、身長・体重などです。最後に支払いを済ませ、サインをしますが、このサインも免許証に載ります。

 

全て手続きが終わったら黄色のペーパー仮免許証を発行してもらえます。免許証は2週間ほどで自宅に届きます。

 

車は無いけど運転したい!BC州ではどんな方法がある?

 

カナダで車を持つことはコストもかかります。大きな労力と時間も費やすのはちょっと…と考えている方、おすすめのはカーシェアリングです!

 

Evo

 

バンクーバービクトリアエリアでサービスを展開しているEvoカーシェアリング。Evo専用アプリで車の予約から支払いまですべてが完結します。保険もガソリンもすべて含まれていて、丸一日借りても$120ほどでお手軽!

 

Modo

 

こちらもバンクーバーエリアで借りられるカーシェアリング。Evoとの大きな違いは国境を越えてアメリカに行くことができる点です。ModoとEvoの違いについてはこちらの投稿も参考にしてください!

 

レンタカーをお店で借りる

 

長期で車を借りたいい場合や、Class5の免許証をお持ちの方はこちらも便利です。

 

Turo

 

カーシェアリングとは異なり、実際に個人間でやり取りしてオーナーから車を借りられるのがTuro。こちらはカーシェアリング会社で、車の所有者はオンラインとモバイルのインターフェースを通じて車を貸し出すことが可能です。Turoは米国、カナダ、英国、オーストラリアの4カ国で事業を展開しています。

 

 

 

終わりに

 

カナダでも運転できると行ける場所が一気に増えます!長期滞在する方は是非免許証の書き換えも考えてみてください!

 

カナダに滞在しているけどまだ州保険に加入していない方、一定の条件を満たせば無料で公的保険に加入することができます。こちらのブログでご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

Japanese